生命倫理と医の倫理
P12~P17を読み以下の問いに答えよ
- 生命倫理の「4つの原則」に含まれないものはどれですか?
A. 自律の尊重
B. 善行の原則
C. 無危害の原則
D. 公正・正義の原則
E. 知識の共有の原則 - 救急救命士が自律の尊重に基づいて行うべき対応はどれですか?
A. 傷病者の自律がない場合でも自己決定を強いる
B. 傷病者の代理人の意見を尊重する
C. 医師の指示に従わない
D. 救急医療の基本原則を無視する
E. 傷病者の意向を全く考慮しない - 善行の原則に基づく対応が難しい場合、救急救命士が取るべき行動はどれですか?
A. 善行の原則を完全に無視する
B. 善行の原則に従ってすべての処置を行う
C. メディカルコントロール協議会で議論し、方針を決定する
D. 傷病者の意思に関わらず医療行為を行う
E. 善行の原則に従う必要がない - 無危害の原則に関して正しい説明はどれですか?
A. すべての医療行為は患者に危害を加えても問題ない
B. 医療行為は常に患者に危害を加えないようにする
C. 医療行為が患者に危害を加えない場合は、無危害の原則を無視してもよい
D. 無危害の原則は基本的に無視してもよい
E. 医療行為においては危害を加えることが必要な場合がある - 公正・正義の原則に関する説明として正しいものはどれですか?
A. 医療資源の分配は特定の人に優先的に与えるべきである
B. 医療へのアクセスはすべての人に平等であるべきである
C. 医療情報は選ばれた人だけに提供するべきである
D. 医療資源の分配は経済的能力に基づいて行うべきである
E. 患者の権利は一部の人だけに適用される - ヒポクラテスの誓いで言及されていない項目はどれですか?
A. 加害と不正を行わない
B. 致死薬を投与しない
C. 秘密を守る
D. 女性に堕胎用器具を与えない
E. 医師の仕事は高額な報酬を得ること - ジュネーブ宣言で強調されているのはどれですか?
A. 医師の報酬を最大化すること
B. 医師が自己の信念に基づいて行動すること
C. 患者の健康が医療行為の第一の関心事であること
D. 医療行為は常に秘密を守らないこと
E. 民族性や国籍に基づいた医療差別を行うこと - ヘルシンキ宣言の主要な内容はどれですか?
A. 被験者の福利は科学的利益よりも優先すべきである
B. 医療者は自己利益を優先するべきである
C. 被験者の同意は必ずしも必要ない
D. 臨床研究には倫理委員会の審議が不要である
E. 研究者は被験者のプライバシーを侵害することができる - リスボン宣言で述べられている患者の権利のうち、どれが含まれていませんか?
A. 良質な医療を受ける権利
B. 自己決定の権利
C. 情報を得る権利
D. 医療行為に対する完全な免除権
E. 尊厳を得る権利 - 個人主義的生命倫理に関する説明として正しいのはどれですか?
A. 個人の尊厳を最高原理とする
B. 自己決定権を最高原理とする
C. 医療者の権利を最優先する
D. 医療行為においては患者の尊厳を無視する
E. 医療行為は患者の意志に関係なく行うべきである - 人格主義的生命倫理に関連する宣言はどれですか?
A. リスボン宣言
B. ヘルシンキ宣言
C. ジュネーブ宣言
D. ニュールンベルグ宣言
E. メディカルコントロール宣言 - 救急医療におけるインフォームドコンセントの特徴として正しいのはどれですか?
A. 緊急時には説明が不要である
B. 緊急時でも後に説明を行い、記録することが重要である
C. 傷病者が意識不明の場合でも必ずインフォームドコンセントを得る必要がある
D. 緊急時に患者の意向は無視するべきである
E. 説明は救急救命士の裁量に任せるべきである - QOL (Quality of Life) の観点で重視されるのはどれですか?
A. 医療行為の生存期間の延長
B. 精神的に充実した生き方
C. 物理的な健康状態のみ
D. 経済的な安定
E. 医療技術の進歩 - リビングウイルの意義として正しいものはどれですか?
A. 延命措置を積極的に受けるための指示
B. 無益な延命措置を拒否するための指示
C. 医療行為を強制するための指示
E. 自分の価値観を押し付ける - 救急救命士が日常的に行うべき説明に含まれないのはどれですか?
A. 医療行為の必要性について説明する
B. 傷病者が自分の価値観を説明する
C. 処置の方法について同意を得る
D. 医療行為を強制する
E. 傷病者が同意しない場合はその理由を確認する - 医療行為における研鑽として必要なものはどれですか?
A. 医学知識の更新
B. 医療行為における自己満足
C. 法律の無視
D. 医療行為の中断
E. 知識や技術の非公開 - 救急医療において重要な研鑽の要素として不適切なのはどれですか?
A. 医療技術の更新
B. 患者とのコミュニケーションの向上
C. 医療倫理の学習
D. 自己評価の停止
E. 医療現場での経験の積み重ね - 救急救命士が地域医療において組織的な役割を果たすために重要なのはどれですか?
A. 一人で医療行為を全うする
B. 医療情報を公開しない
C. 医療チームの一員として協力する
D. 医療機関との連携を持たない
E. 自分だけの診療を行う - 医療倫理において、患者のQOLを尊重するために取るべき行動として正しいのはどれですか?
A. 物理的な治療を最優先する
B. 精神的な安定を無視する
C. 患者の生活全般に対する配慮を行う
D. 経済的な負担を軽視する
E. 医療行為の優先順位を無視する - 救急医療で善行の原則に従って対処すべきでないケースはどれですか?
A. 傷病者が延命を望んでいない
B. 自身の利益を優先して医療を行う
C. 患者の希望に沿った治療を行う
D. 医療の選択肢を説明する
E. 医療行為において適切な判断を下す - 自律の尊重において重要な要素はどれですか?
A. 医療者の決定権を最優先する
B. 患者の自己決定権を尊重する
C. 家族の意見を無視する
D. 医療行為の強制
E. 医療者の意向を優先する - 医療倫理の基本原則に基づいて行われない医療行為はどれですか?
A. 患者の同意を得る
B. 患者の秘密を守る
C. 患者の希望を無視する
D. 患者の尊厳を守る
E. 患者に対して誠実である - 救急医療における無危害の原則に従うためには、どのような行動が必要ですか?
A. 常に最高の治療を行う
B. 患者の危険を無視する
C. 患者に最小限のリスクを負わせるように努める
D. 患者の意向を無視する
E. 医療行為を自己判断で行う - 救急救命士が自己研鑽に努めるべき理由はどれですか?
A. 医療現場でのスキル向上を図るため
B. 医療行為を怠るため
C. 知識の隠蔽
D. 経済的利益を追求するため
E. 自己満足を得るため - 医療倫理における「公正・正義の原則」に関連しない行動はどれですか?
A. 医療資源を公平に分配する
B. 患者に対して平等な医療を提供する
C. 経済的能力に基づいて医療を提供する
D. 医療情報をすべての患者に提供する
E. 患者の選択を尊重する - ヘルシンキ宣言が強調するのはどれですか?
A. 科学的利益が被験者の利益よりも優先される
B. インフォームドコンセントが重要である
C. 被験者のプライバシーは重要でない
D. 臨床研究は倫理委員会の審議が不要である
E. 研究者の裁量で研究が行われる - 救急救命士が自己研鑽に努めるべき理由はどれですか?
A. 医療現場でのスキル向上を図るため
B. 医療行為を怠るため
C. 知識の隠蔽
D. 経済的利益を追求するため
E. 自己満足を得るため - 医療倫理における「公正・正義の原則」に関連しない行動はどれですか?
A. 医療資源を公平に分配する
B. 患者に対して平等な医療を提供する
C. 経済的能力に基づいて医療を提供する
D. 医療情報をすべての患者に提供する
E. 患者の選択を尊重する - ヘルシンキ宣言が強調するのはどれですか?
A. 科学的利益が被験者の利益よりも優先される
B. インフォームドコンセントが重要である
C. 被験者のプライバシーは重要でない
D. 臨床研究は倫理委員会の審議が不要である
E. 研究者の裁量で研究が行われる - 医療行為において、リビングウイルに基づく決定を行う際の考慮事項はどれですか?
A. 無益な延命措置を行う
B. 患者の事前の意思を尊重する
C. 医療者の意向を優先する
D. 延命措置を強制する
E. 患者の意思を無視する
解答
- E. 知識の共有の原則
- B. 傷病者の代理人の意見を尊重する
- C. メディカルコントロール協議会で議論し、方針を決定する
- B. 医療行為は常に患者に危害を加えないようにする
- B. 医療へのアクセスはすべての人に平等であるべきである
- E. 医師の仕事は高額な報酬を得ること
- C. 患者の健康が医療行為の第一の関心事であること
- A. 被験者の福利は科学的利益よりも優先すべきである
- D. 医療行為に対する完全な免除権
- B. 自己決定権を最高原理とする
- D. ニュールンベルグ宣言
- B. 緊急時でも後に説明を行い、記録することが重要である
- B. 精神的に充実した生き方
- B. 無益な延命措置を拒否するための指示
- B. 家族の承諾で脳死下での臓器提供が可能となった
- D. 医療従事者としての自律を無視する
- C. 傷病者とその家族と共に治療の目的に向かって協力する
- D. 医療行為を強制する
- A. 医学知識の更新
- D. 自己評価の停止
- C. 医療チームの一員として協力する
- C. 患者の生活全般に対する配慮を行う
- B. 自身の利益を優先して医療を行う
- B. 患者の自己決定権を尊重する
- C. 患者の希望を無視する
- C. 患者に最小限のリスクを負わせるように努める
- A. 医療現場でのスキル向上を図るため
- C. 経済的能力に基づいて医療を提供する
- B. インフォームドコンセントが重要である
- B. 患者の事前の意思を尊重する
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